FC2ブログ

炎如交際

キング×(数学+鼻血+保護区域)=世界平和 を提唱(したい)ブログです

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

【びらん ②】※けんかずR18

かかかなり特殊なブツなので必ず注意書きに目を通してからので閲覧をお願い致します…!
R18なので18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい
小磯健二は幼い頃に男性にいたずらされた。
両親とも共働きで、家を空けている間、某の家に預けられていた時期があった。それが親類であったのか両親と親しい間柄の者だったのか健二には未だ定かではない。ただ古びた襖の柄だとか、階段の手すりにある傷だとか、天井の染みだとか、妙なところは鮮明に覚えている。それで、預けられた先の家主に性的虐待を受けていた。
当時健二は小学校の低学年だった。基本的には優しく、穏やかに接してもらっていたので健二は自分にあまり関心がない両親よりも彼に懐いていたから、後々になってからされた行為の意味を把握してからもフシギと衝撃は無かった。痛いことはされなかった。ただ裸にされていろいろなところを触られるのは落ち着かなくて恥ずかしくて、それでも頭の中でぐるぐると大好きな数字を連続させれば気をそらすことが出来ていた。
しかし、今なお健二の精神にはなんとなく不健全な薄暗い影が投射されているので、やはりあれは虐待だったのだと健二はさみしく思っている。
青年期を迎えるにつれ健二は自分の性欲対象がどうやら女性に対してではないということに気がついた。同性の、それも少年に対して性的な興奮を催す自分を自覚した時は自殺の二文字が頭をよぎった。
神経に染み付いた、幼少期の体験に捻じ曲げられた本能に対し健二の魂は立ち尽くした。性欲の基幹が誤作動を起こした原因を、あの頃の影響だと考えなければ気が違いそうだった。生まれつきの性癖ではないと否定する根拠に不十分なのは分かっていたが数学と入り混じる未熟な快楽の記憶に押し付けなければただでさえ危うい、気弱で臆病な人格が崩れ落ちそうで恐ろしくてオソロしかった。
一時期は路地で少年たちと擦れ違う時にさえ神経を磨耗させて神経衰弱に陥っていた。ホッソリと伸びた手足は官能の象徴であると同時に忌むべき雑念の具現だった。
生来からの数学へ対する情熱に没頭することで健二は自身の穢れた性欲を抑圧することに成功していた。
篠原夏希の存在は健二にとって光明だった。彼女に対して精神的な愛を開花している実感が、それまで健二に兆していたいびつな欲情を払拭してくれるみたいだった。彼女に対して肉欲を直結させるには未だ至らないが、涼しげな目元や笑窪の可憐な様子にどきりと胸を高鳴らせては、清澄な陶酔を得ていた。
明かりも付けずに膝を抱えて蹲った健二は、どうにかして頭蓋へ夏希の姿を反響させようとそればかり考えていた。昼間の晴天が嘘のようで、夜空には藍色に湿った雲が沸き立ち黒ずんだ灰色を呈していた。月明かりも届かない濁る夜空をカーテンで仕切り、室内は息苦しい闇が膠着している。
(夏希さん。夏希さん。夏希先輩。先輩。夏希。なつき)
健二の額に脂汗が浮く。彼女の名前を存在を、一心に復唱しながら、健二の脳髄を膨らませるのは、縁側に座り、けだるい視線でレンズを眺める、切れ長で大きな瞳は長く伸ばされた前髪のせいで片方しか
とん、と背中に重みを感じて健二はぎゅうと拳を握り締めた。
まぶたの裏側で闇が極彩色を真似て身悶える。
背筋に波打つ感覚。するりと頬を擦り付けられる。
細い腕が健二の体に巻きつく。
健二は狂ったみたいな声を上げて腕を振り回して、蹲った姿勢から畳をはいずる格好になった。のどの奥からうめき声を漏らしつつ、ずりずりと壁際まで移動して、健二は肩越しを振り返る。顎まで、冷ややかな汗が伝う。
ぺたりと畳に座る少年が、こくりと首を傾げて健二を見る。
「………君は、生きていたのか」
健二は暗く震えた声音で呟いた。少年は、切れ長の目を眇めて、四つんばいになるとゆっくり健二に近づいていく。健二はますます自身の体を壁にこすり付けて、逃げ場のなさに混乱を乗じさせる。
「い、生きていて…死んだのか」
支離滅裂だとは分かっていたが、もはや健二は目を見開いたまま、段々と自分の方へ身を寄せてくる彼の姿に支配されている。
「違うだろう。違うと言ってくれ。君は俺の妄想だろう、ただの幻覚だろう。俺の抑圧されていた劣情のひずみだろう。そうだろう、な、なんだ。なんで、喋らないんだ。なんで何も言わないんだ」
ぶつぶつと呟きながら、健二はゆっくりかぶりを振った。
「幽霊?ありえない。あ、ありえない、そんなもの、ありえない。俺は狂ったんだ狂ったんだ狂ったんだ俺の信じているものは何なんだ科学はなんなんだ数学は方程式はいったい、いったい俺を支えてくれた一切合切は何なんだ違うあれが全てなんだ俺が狂ったんだ世界は狂っちゃあいない俺の世界は理路整然で合理的で数学的だ」
呟き続ける健二に対して、少年は、困ったように眉を寄せる。健二は膝を抱えて眼前を遮断するように顔を膝の間にうずめた。少年は悲しそうに俯いて、その姿に背景を、すぅっと浸透させていく…
健二は腕を伸ばして彼の肩口を掴んで、体ごと乗りあがった。希薄になり始めていた少年の輪郭がさっとまた凝縮され、整った顔立ちが年相応の無邪気さにぱっと明るくなる。
健二が、ぐっと手のひらに力を入れると、少年の皮膚がぐにゃりと歪み、いや、健二の指がめり込んで、生温い感触に沈み包まれる。少年の表情が歪んで、ふいと睫が伏せられる。
「………なぜ」
放心そのままに呟いた唇で、健二は彼の口を吸った。肉の感触はない。舌を潜り込ませてまさぐる先の質量が、ただ蕩けるまでの官能で健二の仔細まで震わせる。脊髄に悪寒が走る、のとは、裏腹に、健二の陰茎は勃起していた。
唇を離すと唾液が健二の口から漏れる。うっとりとした目つきで見上げる少年に滴ることなく、ぱた、と畳が濡れる音がする。少年の日焼けした腕がしなやかに健二の首に絡みつく。健二は彼の着ている薄っぺらなタンクトップをたくし上げる。あばらの浮いた体は幼い有様だが、野生動物染みた強靭さを密やかに含んでいる。
半年前から変わらない。成長して然るべき年齢と思われる彼の肢体はあの世の時間に凝ってしまっている。のか。
(ちがう俺の欲望だからだ)
じんわりと麻痺した思考で自らを罵倒して、だが健二は愚かを極めた己の欲情に抗えないまま彼の胸板に舌を這わせる。ちょっとでも舌先を硬くすれば、現実と虚妄の境目が崩れて健二の舌は少年の皮膚を突き破る。舌先を埋めたまま下方に移動させれば、少年は切なげに唇を噛んで健二の頭をなでる。その感触がまるで生きていない。触られている感覚はあるのに抱いている意識はあるのに肉体だけがこの場にいない。
「うぅ」
短く呻いて、健二は彼の下肢を覆う衣服を引き摺り下ろした。上向いている、未熟な性器を口に含む。においはなく、口腔に充満するのはぼんやりした気配だけだ。それでも唇と舌で擦り上げることができるのは不思議だった。歯を立てることも出来た。だが一度凶暴が抑えきれず半ば噛み千切るほど歯列をめり込ませた時、少年が苦しそうに暴れて身を捩じらせたので健二は自分の妄想と分かっていてもそれ以来あんな酷いことはしない。
ささやかに茂る陰毛までがこの妄想には構成されていて、健二は己の欲深さに呆れている。
存分に舐め上げて、唾液を擦り込んで、指では袋をもみ込んでやる。それで刺激されて充血するのは自分の性器だけだ。あとは脳髄の中の痴態だ。
(そうだろう。俺、は、俺のために、まぼろしを抱いているだけだろう)
まわされる腕、愛撫する腕は、同一だ。自分を抱きしめているのは自分の腕だ。
(そうだろう)
健二は少年への執拗な愛撫を取りやめて、彼の脚を抱え上げた。少年の瞳がゆるりとうごめいて愛しげな気配を込めて健二を見上げる。健二は彼の顔を覆う前髪をそっと撫ぜて彼の顔を眼下に晒した。
写真に写し取られて時を止めている姿夏のひざし縁側と並べられた朝顔の鉢
健二は切羽詰った所作で張り詰めた陰茎を引きずり出すと、少年の尻にずぶりと埋めた。直腸に差し込んでいるかも曖昧でただ突き立てて根元まで飲み込ませるのだ。熱くもない、ぬかるみもないただ引き絞られるのに仰け反るまでの快感が湧き上がり少年の内側で一層反り返る自分のものは時折薄れる少年の体躯を透かして、独立した一つの生物のように不気味に健二の目に映る。悪夢だ。
半開きになった少年の唇から声などは漏れない。透明な喘ぎ声が彼の口を通過する度に無声映画のように唇が蠢くだけだ。
(声も、肉体、も、なにもかもがここにはない。ここにあるのは)
俺の狂った性欲だけだ
「あ、あ、あ、あ」
いつか健二は声を出しながらひたすらに腰を振っている。細腰を両手で固定して質量のない少年の内部をめちゃくちゃに犯す。性器に与えられる刺激は自慰など比べ物にならないほどの快感だ。健二の体は汗ばんで体温は悪寒とともに膨張していく。悪寒は自己嫌悪の皮膜で、包まれているのは異常な快楽だ。
健二は少年を抱えてぐっと体を起こした。畳に背を付けると、少年は殆ど恍惚の笑みを浮かべて自ら腰を健二の勃起にこすりつける。陶然と閉じられる瞼、あまりに生々しい表情の可憐さに健二は唇をかみ締める。
自らの願望とは分かっているのに少年の動きは健二には捉えきれずまるで意識の外側から与えられているようだ。射精欲が芯に満ち満ちて反り返りもし少年がいなければ腹につくまでに硬直・膨張しているだろうに少年の腹の中に性器は擦られているので健二の陰茎は彼の内側に咥えられたまま限界まで張り詰めていく。
「あぁぁ、もう、出る、ぁ、うっ」
じわじわじわっと意識の底が白んで、健二は仰け反りながら射精した。
白濁は少年の体から飛び出して、虚空にばら撒かれ畳に散った。健二の顔は引き攣り泣きそうに歪んだ。
弧を描く少年の唇が残像になり健二の眼球に塗りたくられる。
健二は一人部屋の中に取り残されて、呆然と、肩で息をしている。汗まみれの肉体と、爛れた意識と、虚脱感、置いていかれた虚しさ、襖の柄、天井の染み、しなやかな体躯、濡れた瞳、切れ長の、
ロジック、世界の支柱、数学、現代科学、たんぱく質、アミノ酸、燐、炭素、水素、よりどころ、切望、自己投影、純粋自我の重複幻想錯覚損失
性欲欺瞞数学哀切絶望異端数学異常両親道徳記憶数学社会郷愁帰着人語肉欲罪跡抹消数学
の、すべてが、健二の精神を構成・維持していたつぎはぎだらけの論理の全てが今日、目の当たりにした写真に切り取られてしまった。
切り取られてしまった。
(まだましだった狂っていた方がまだましだった)
(なぜ)
(死んだのか。生きていたのか。この世界に生まれて死んで)
(俺のところになぜ来たんだ)
健二は両手で顔を多い仰向けのまま、萎縮した慟哭を、垂れ流した。
心臓と胸腔の隙間に哄笑がはじめ静かに渦を巻きやがて頭蓋骨からつま先までを震撼させる。
はははははははは
ははははははははははははははははははははははははは
きみのこえをきいたことはないけれどわらっているのはきみだろう?
「………………不条理だ」
呟いて、健二はいつものように、気絶した。



スポンサーサイト
  1. 2010/05/24(月) 00:10:20|
  2. !knkzです!【びらん】R18
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<【びらん ①】※けんかずR18 | ホーム | メールフォームと拍手のおへんじ>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://hihihitohito777.blog84.fc2.com/tb.php/220-93a3ddfc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

profile

人見五郎

Author:人見五郎
地球規模でキングの発育を促進したいヲタですよろしくおねg(ry

夏戦争サイト様のみリンクフリーです。
http://hihihitohito777.blog84.fc2.com/

バナーアドレス↓
http://blog-imgs-29.fc2.com/h/i/h/hihihitohito777/bana1.gif

Category

【】の中にカズケンSS ↑NEW

はじめに (1)
★リクエスト企画★ (5)
【鬼はたちぎえ】 (1)
【一寸先】 (1)
【おにいちゃんの骨】 (1)
【芥】 (1)
【どうしのことわり】 (1)
【夏間際に】 (1)
【ちったいかずくん】 (5)
【ゆとりきょういく一万光年】 (1)
!knkzです!【びらん】R18 (3)
【手管の花束】 (1)
【つやとかげ】 (1)
【センチメンタルフィボナッチレスポンス不足のマスター】 (1)
【ランナーズ・ハイ】 (2)
【よすが】!ケンカズ! (1)
【た(い)がいちがい】 (2)
【師走を緩和】 (1)
【スロースターター(ex:廃棄処分の過程)】 (1)
【ささやかなる無縁を切り開く悪意の名を】 (1)
【ご奉仕価格破壊】 (1)
【もってけどろぼう】 (1)
【Causation】明治時代パロ (3)
【トリック・リサイクル】 (4)
【メーテー尽くし今宵のどろり】 (3)
【しれつ】 (3)
【K-effect=(y(”乱数表の顛末”))≧(26280+α) ul02/min/cm c/sec】 (1)
【まだ残酷は知らない】 (1)
【乱数表の顛末】 (1)
【のどから】 (4)
にちじょう (123)
らくがき (6)
小ネタ (17)
拍手レス (31)
オフ (30)
未分類 (1)
【通販のこと】 (5)

new

bkm


かす…かには9杯でいい様

イグニス…菅谷様

FloretDoll…朝雨様

1から0まで…更科様

食べかけロマンス…三太様

納戸…友田様

HELVETICA…弓月凛様

tennen@SW分室…ホズミ様

ギャフン!…イカニコミ様

ELL…榊様

日付変更線の彼方へ…kai様

萌ゆ月…犬神かづき様

物置夏角…秋人様

なつかけ…りう様

shu-shu…榎本様

夏の日は、さようなら。…スナ様

杣人綴…そま様

RH…ユヅ様

n+…ぼん様(SW他星矢etcよろず)

鉄片…片井様

ペチカ…佐竹ガム様

1221…加賀三文字様

i am robot…コダ様

少年!…ちんチラ子様

archive

link

count

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。