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炎如交際

キング×(数学+鼻血+保護区域)=世界平和 を提唱(したい)ブログです

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【夏間際に】

\祝☆地上波!/



にはほどとおいなんかうすぐらいkzknっていうかkn→kz だと私はおもいます

なんかもうかずまにむらむらしすぎてだめでした わたしやっぱりかずまがすきです


さいしょ書いてるものからどんどんと薄暗く自分のあれな部分出てるなぁと思いつつ私結局kzknってこういうかんじではじまるのだと思っている節があるそうです

あ、あと二年後せっていでほかのことはあまりかんがえてないですすみません

読みにくいものですみません・・・!!

あーーーーーーーさまうぉすきーーーーーーーーーぱくぱくちゅぎゅ



拍手ありがとうございますメール返信もこの週末には・・・!!みなさんだいすきあいしてるさまおあいしてる!!!


夏間際に



佳主馬が起き上がると、健二の白い背中がホッソリと薄明かりに浮き出ている。
佳主馬はのそりとシーツをはいずり、その背中に己の手のひらをぺたりと貼り付けてみた。
浅黒い皮膚と彼の、血管を感じさせない蝋じみたはだいろに境界が出来る。佳主馬の、覚醒してすぐで運動オンチになった思考はそれだけでぐしゃりと潰れてしまう。トテモものを考える器官らしくなくなる。
健二は少しだけ佳主馬のほうに向いて、なに、と微笑する。その微笑がなんとも表現し難い虚空の仕業だ。健二の唇が描くやわらかな曲線を求めて佳主馬は背をそらせ、彼に縋り付きたそうにする。健二は微笑をほんのすこし苦みばしらせて佳主馬の唇を吸った。佳主馬は薄い肉質と通う低い体温に、やはり先ほどと同じ具合の境界を感じて鼓動が、限りなく小さくなっていく気持ちになる。こうして彼に触れられると、血をめぐらせることすら忘却してポッカリと浮かぶ心持がする。躊躇うほど希薄になる。しかし健二の存在がどれほど薄くやわらかに自分を赦そうが自分の血肉が熱だとかいのちを失わないことは分かっている。
唇が離れる。健二は寝台を降りて、ベランダのカーテンを引く。遮光がドレープに束ねられても埃のような霞んだ気配しか忍び込まない。佳主馬はじとりと汗をかいた己の鎖骨あたりを手ひどくひっかいた。瞼が腫れぼったい。
健二は窓ガラスを開けてベランダに出たそうにする。段で、佳主馬が慌てて跳ね起きると自分にかかった薄手のタオルケットをひっつかみ、むぼうびに裸の彼を包んだ。自分だって素裸だ。健二はきょとりと佳主馬を見下ろした。佳主馬はため息をつく。
「僕が通報するよ?いいの」
健二の肩はいまだに、佳主馬には鼻先までしか届かない。その薄い肩が苦しげに上下する。
(何を、いまさら)
佳主馬はことさらに、ぎゅうと彼の体を抱きしめた。彼の好きなものだけに傾倒し、華奢な数字のフォルムでつくられた途方もない肢体を、シーツにくるんで抱くのは異様だった。なんだか化かされてる気持ちがする。
空調の音が、二人のほかに誰もいないうす紫色に満たされた室内を浚う。
健二はぼつりと「朝顔を」とつぶやく。佳主馬は彼のうなじに唇をつけた。どうしても人形じみたつくりの首筋に僅かながらの動揺が走る。
「…外に出るなら服を着ろよ。みっともないから」
健二が動くので佳主馬は一歩引いた。健二は彼からやんわりと奪ったタオルケットをゆるく体に巻きつけて、惚けた顔で「ごめんなさい」と言う。その「ごめんなさい」に婀娜がある。苦痛がある。気がするのは己の低脳のせいだ。佳主馬は健二を睨み付けて、ぎりと歯の奥を噛んだ。こうして健二の浮かべる表情のいちいちに眼を光らせて食らい尽くそうとする神経は浅ましくあたたかみのかけらもない。腹のおくそこは静寂に似た敷地を有している。
彼に対峙しているときだけ鎌首擡げる蛇の修羅だ。
ぬめるほどの意識に引きずられてとうとうこんなところまで彼を引きつれてきた。佳主馬は掌を太ももにこすり付けた。貧弱を拭いきれない、鍛えた筋肉とつりあわない骨格が佳主馬を余計に惨めにする。惨めだから彼に当たる。八つ当たりされる健二は堪える様子も見せず無感動に佳主馬に従いとうとうからだまで許した。ことが佳主馬の内にある羅刹を一層駆り立てる。
佳主馬の黒い双眸が鋭く引き絞られる。健二はのろのろと、ベッドの下に脱ぎ散らかされたパジャマを身に着けている。佳主馬はベッドに腰を降ろして、所在なく流し目をシーツの端にくれている。じっとりこもった陰鬱を映すように、シーツのつくる襞は灰色の陰影で濡らされていた。
健二は当初の思惑通りにベランダに出て、ペットボトルでつくったじょうろで朝顔の鉢植えに水を垂らした。朝顔の蕾は綻び始めたところだ。肉厚な紫の花びらが雫を伝わせる。ざくと適当に刺されたプラスチックに絡んだ蔦の緑の濃いこと。のびのび広がった葉の様子は、丁寧な献身に応えて無邪気そうだ。健二は寝起きの蒼白な、具合の悪そうな顔中にだらしなく微笑を広げている。
佳主馬は自分も服を着て、内側からベランダの様子をのぞいた。薄手だけれど健二のパジャマは長袖で、肌に触れる生ぬるい夏のよどみに佳主馬は辟易しているというのに。
「…蒸し暑いね、今朝は」
「東京だからねぇ」
暢気な応答に肩をすくめて、「あんたが暑苦しいんだ」と吐き捨てる。
「さっきまでは涼しかったけど」
「人間は毛がないから服を着なけりゃはずかしいだろ」
「あ、そうか。そうなのかもしれないね」
間抜けなことを言っているのに佳主馬はどんどんと表情に剣呑を篭める。健二は朝顔に水をやり終えて、部屋の中に戻ってくる。いつのまにかきちんと靴下まで履いている。佳主馬は眉を寄せた。
「正気の沙汰じゃない」
「うん」
健二は何を言われたのかも分かっていない様子で、頷いた。絶えずひらめき続ける気弱な笑顔に、佳主馬は目を伏せるしかない。
健二は弱弱しく伸びをして、腰に手を当てる。僅かに背を丸めているからまるきり偉そうに見えない。
「僕、もう少し寝たいな」
「そうだね」
「…向こうのソファで寝るね」
「なんでだよ。あんたの家なんだからそこで寝りゃいーじゃん。僕が向こうへ行く」
「え、ぁ、いいよ、いいよいいよ。僕がソファで寝るので、佳主馬くんは、ね。そこで」
「なんで・・・僕とおなじかな」
「え?」
「あんなことした場所でもう寝たくない?」
健二の表情が一瞬揺らいだ。それで、俯いて、かわいそうなほど真っ赤になって、唇を噤んでしまった。
佳主馬は健二から視線を逸らせて、がりがりと頭を掻いた。
「あー、いいよ。ごめん」
あんなことをして距離感を錯綜させているのは自分のほうだ。ただ腹のそこに這いずる
にくしみに似た羨望と嫉妬に吐き気がいつもより強い。
「ごめん。わかった。僕がこっちで寝ればいいんだね。ごめん」
佳主馬はベッドに身を投げると、うつぶせで枕に顔を埋めて眼を閉じた。
まだぬるさの蟠っている寝台に、かすかなけもののにおいが染み付いていてうんざりとした。
「…今日の朝一で帰るよ。急に来て、悪かったね」
「え…あ、そう…うん。わかった」
応える健二の声がやけに遠かった。そのまま、どこまでももう追いつけないほどの遠くに行ってしまえ、二度と戻ってくるな。僕の前に姿を見せないでほしい。佳主馬はざわつくあばらの中でそう強く思った。
がちゃ、とドアの閉まる音がした。健二はリビングの方へ行ってしまったらしい。佳主馬はそれでもすっきりしない胸のうちにこそ夏の火種があるように苦しかった。
佳主馬の手管ともいえない手管は単なる八つ当たりだった。健二はその八つ当たりをどこまでも寛容しなければいけなかった。佳主馬はそう考えている。それが、態度だけに留まらずついに彼の頼りないかわいそうな体躯にまで及んだことが佳主馬には途方もない落胆だった。
健二を憎いのではない。ただ憎しみに近いのかもしれない。彼に純粋な友情を感じている部分がその衝動に侵食されている。彼をたいせつにしなければいけない意思は稚拙で、感情とも呼べないいびつな形状を萌芽させているのを15の年齢まで摘み取ることが出来ない。暗闇のようなそれはむしろ、体の成長とおなじにどんどん膨れ上がっている気すらした。
(くそ)
佳主馬は瞼のうらに果てしない広漠と焔を同時に見る。
あの日に刻み付けられた、抉られた自分の魂がどうしても彼に帰着している。
畏怖だ。恐怖だ。絶望と、惨めさと打ちのめされてぼろぼろの矜持が拭いきれないのはその全てを少しずつ彼が所有しているせいだ。
朝顔のまるい花びらや、入道雲など夏の気配は佳主馬の脳髄に一人の男を作り上げて佳主馬はその男をぼろぼろにしてしまわないと気が狂いそうでもう狂っているのかもしれない。
(くそ…)
どれほどひどいことをしてもその男には傷ひとつつかない。
(くそ)
脊髄をぬるく満たしていくいつかの彼の台詞。

(僕は朝顔が怖い。怖いからこうして、夏が来るたび咲かせている)
(あの家から貰った苗だった。花が終わった種をとっておきたいけど僕は要領が悪いからだめにしてしまう)
(佳主馬くん。僕はあの日怖くて仕方がなかった)
(朝顔を見ると震えるんだ、いまだに)

佳主馬がリビングに入ってきたので、健二はびくりとソファの上のからだを竦めた。佳主馬は熱に浮かされた、きょうぼうな顔つきのまま竦んで動けない健二のところまで来て、二人がけの狭いソファに無理に覆いかぶさる。尖った膝がわずかに太ももに食い込んで痛い。健二は顔を顰めながら、陰影の内でも鋭い彼の双眸を見上げた。
佳主馬の唇が歪む。口角を僅か彩る痙攣がこわいほど健二の体腔ふかくにずぶずぶ入ってくる。
さっきのことを思い出して健二は眼を見開き、青ざめた頬に血色を散らす。
「…僕は」
佳主馬は苦しそうにうなだれた。
「僕は朝顔みたいに、ただ夏に咲くいきものじゃない」
「……君は、違うよ。もちろん…」
「えぐりたい」
「え」
佳主馬はぐっと健二の胸倉を掴んだ。が、引き寄せるでもなく、はだけた胸元から、クッキリ浮き出る鎖骨の凸が覗いた。
「あんたの一番だいじなものを僕によこせ」
「あ」
咄嗟に突き出した腕が佳主馬の肩にがつりとぶつかる。健二は慌てて腕を引っ込める。けれど佳主馬はひるむどころか一層、健二の体に乗り上げようとする。ソファの上で均衡を保ちきれなくなった健二は、不恰好にどたりとフローリングに、背中から落ちた。佳主馬は健二に乗りあがって、跨ったまま、今度こそぐっと健二の胸倉を引っ張った。健二の白い咽頭が無防備に逸らされる。応対するは牙のするどさを含んだ視線だ。
「あんたが、先にしたことだ」
健二の睫が慄く。抗う様子もなく、ぐったりと弛緩した健二の体にどうしようもないほどの苛立ちを覚えて、佳主馬は唇を噛んだ。
健二が弱弱しく、だって、と呟く。
「だって分からないんだ」
佳主馬は手の力を緩めた。ゆっくりと床に落とされて、健二の後頭部がこつりとフローリングに触れる。
「そんなもの」
佳主馬は心底かなしい笑顔を浮かべている。
「もう、わからないだとか、どうでもいいんだ」
佳主馬は、健二にキスをする。しながら、掌を彼の服に下に滑り込ませる。
しなやかに伸びた錯乱の指が、健二の生白い皮膚の上をまさぐる。
健二が吐いた息を肺に吸い込む。残酷なことをしている。生暖かい口腔の粘膜が、肉感の快感によどんでいく。残酷なことをしている。
佳主馬の指は飢えた爪を宿して探し物をする。

(どこに)
(探り当てたらもう容赦はしないのに)

健二のいのちに絡み付いている蔓を掴み、内側を埋め尽くすほど無限に咲いている朝顔を全て引きずり抜いてやりたい。
数字で出来ているその朝顔の群れを。






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  1. 2010/08/07(土) 02:01:05|
  2. 【夏間際に】
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